DC−10

なんか、、写真を眺めていたらダグラス社の旅客機『DC−10』にマジ惚れしそうw
存在感のあるワイドボディと第2エンジンが垂直尾翼を貫通している露骨なスタイル。製造から大分経過しているのでアビオニクスは少々古いものの、3発エンジンで余裕の出力を持っていて、幹線を堂々とこなす主役がジャンボジェットなら、DC−10は幹線から支線まであらゆる路線をフレキシブルに飛び回るいわゆる脇役の立役者。コックピットはキャプテン、コパイ、それに3人目のクルー:フライトエンジニアの3人が力を合わせて飛ばしているこの飛行機は、まさしく人間が飛ばしている飛行機だと思います。最近の飛行機は電子装備の発展で3人目のクルー:フライトエンジニアは不要になってしまいましたが、安全性の面だと3人目がいた方が安全だそうです。*1そんな彼も新型双発機の登場で活躍の場を減らしつつあります。


【8月の福岡空港離陸中にエンジンから出火し緊急着陸・・・】等の機体の不具合の結果、予定より一足先に今年の10月で日本航空を去った同機。更にノースウエスト航空の太平洋便等で日本に飛来していた機材も同社の新型機材『エアバスA330−200』の導入により風前の灯の状態。。。先日成田に遊びに行った時も1機も見る事はありませんでした。しかし、彼の勇姿は私の記憶にしっかりと残っています。
去年の夏の成田〜ホノルル便往路、冬の成田〜ホノルル便復路で共に利用し、更にコックピットにまでお邪魔させて頂きましたww フライトの時のパワー溢れる急上昇の快感は今でも忘れられません。そんな名役者『DC−10』に乾杯。
これから退役までの活躍を大いに期待してます。そして、いつか同じ空で出会いましょう。

*1:アメリカの大統領専用機:エアフォース・ワンはこの3メンクルー。